小児内分泌疾患Endocrine Disease

ホルモンバランスの異常から生じる各症状を診療します

ホルモンを分泌する下垂体、甲状腺、副腎、精巣、卵巣などの臓器の病気を診察します。ホルモンには成長ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎ホルモン、性腺ホルモンなどがあり、生体がきちんと機能するためにはなくてはならないものです。障害される臓器、ホルモンによってさまざまな症状が現れます。

よく見られる症状

子どものホルモンに関する病気を専門的に診察します。体のなかのホルモンが不足したり、逆に過剰になり過ぎても、子どもの成長に悪影響を及ぼします。 子どもの成長を観察するのに成長曲線は極めて有用です。最近、学校健診においても成長曲線が活用されるようになりました。成長曲線とは、学校健診などで測定した身長と体重をグラフにプロットすることで描かれる曲線です。成長曲線を作成することで、子どもの成長を視覚的に観察することができ、病気の早期発見・早期治療に結びつくことがあります。 学校健診で異常を指摘された場合は、なるべく早い時期に医療機関を受診することをお勧めします。

低身長 低身長の原因の大部分は、体質性(家族性)であり、治療の必要性はありません。しかし、低身長の程度が強い場合や、特に成長のスピードが低下している場合は、何らかの病気が潜んでいる可能性があります。 まずは、的確な診断を行うことが重要です。例えば、成長ホルモンの分泌が不足していると診断されたら、成長ホルモン治療により成人身長を改善できる可能性があります。 低身長の程度が強い場合や成長のスピードが低下している場合は、一度ご相談いただければと思います。
思春期早発症 思春期の開始時期は個人で大きく幅があります。その開始年齢は、男子(精巣発育)では9~13歳、女子(乳房発育)では8~12歳頃です。男子で9歳未満、女子で7歳6か月未満に思春期の徴候が出てきた場合は、思春期早発症の可能性があります。女児に多い傾向があります。思春期早発症の場合は、成人身長の低下や、お子様の心理社会的問題につながる可能性があります。 二次性徴の始まる時期が気になる場合は、一度ご相談いただければと思います。
肥満症 小児期の肥満は将来的に、高血圧、糖尿病などの生活習慣病へと発展する可能性があります。最近では、生活習慣・食習慣の劣悪化による小児肥満の増加により、小児期でも糖尿病をはじめとする生活習慣病を発症するケースが増えてきています。 肥満の程度が強い場合は、一度ご相談いただければと思います。
甲状腺疾患 甲状腺の病気は、甲状腺の機能が活発になる甲状腺機能亢進症と、その機能が低下する甲状腺機能低下症に大きく分けられます。特に小児期において甲状腺ホルモンは、身長の発育や脳の発達に影響を及ぼします。症状は甲状腺が腫れる、体のだるさを自覚する、体重が増えるまたは減る、異常に寒がるまたは暑がる、落ち着きがなくなる、手がふるえるなどさまざまです。 気になる症状がある場合は、一度ご相談いただければと思います。
夜尿症(おねしょ) 乳幼児期の夜尿の多くは成長とともにおさまりますが、小学校に入っても夜尿が続くことも少なくありません。そのような場合に子どもが自信をなくしたり、ストレスで夜尿症が治る時期が遅くなることもあります。 夜尿症は医療機関で治療できる病気です。一人で考え込んでしまうような場合(夜尿に対する子どもやご家族の悩みが深いような場合)には、年齢や夜尿日数に関係なく、一度ご相談いただければと思います。